嗅覚は人間にとって危険を察知するため、生存するのに必要な大事な感覚です。
産まれたばかりの赤ちゃんは、視力が弱い分、嗅覚が大人以上に働いて危険を回避するようになっている、と言われています。
お腹の中にいるときから嗅覚は完成
産まれたときから嗅覚が機能しているとなると、いったい何時できるのか。
なんと、お腹の中にいるときから嗅覚は完成しているのだそうです!
お腹の中の赤ちゃんは妊娠8週あたりから鼻が形成され始め、嗅覚は妊娠20週あたりから発達するそうです。
現在の医学では万が一早産した場合、赤ちゃんが生存できる可能性は妊娠22週からと言われていますので、それより前に発達していることになります。
それだけ大事な機能ということでしょうか。産まれた瞬間から働かないといけない感覚なのでしょう。
食べた物で成分が変化する羊水
お腹の中の赤ちゃんは羊水に守られていますが、羊水はお母さんの食べた物で成分が変化するとも言われています。もしかしたら、羊水を通じて胎児のうちから香りを体感させる胎教、なんてものが将来行われるかも知れませんね。
ちなみに嗅覚は色々なニオイに触れれば触れるほど発達すると考えられています。小さいお子さんは勿論ですが、大人の方も色々なニオイを嗅いでみるといいですよ。
(大嶋)