暖冬と言われる今年の冬。とは言え年を越したあたりから真冬らしい寒い日も続くようになりました。冬は窓を閉め切って換気も怠りがち。そのせいか冬場のほうが室内の臭いが気になるという声もよく聞きます。
今回は換気をテーマに冬場のにおい対策についてお届けします。
冬場の家の中、気になるにおいはコレ!
冬場、家の中で”におい”が気になる場所
家庭内で冬に気になるにおいを調べたところ、玄関やトイレ、キッチンなど廊下を除くほとんどの室内でにおいを感じているようでした。
驚くのは「一つも無い」が0なこと。皆さん、何らしかのにおいを家の中で嗅ぎ取っているようです。
家の中で、夏と比べて冬の方が”におい”が気になる場所
次に夏と比べて冬の方がにおいが気になる場所を調べました。窓を閉め切ることが多いからでしょうか、寝室・居室、玄関、居間は夏よりも冬のほうがにおいが気になるようです。
具体的に気になるにおいの種類を上げてもらうと、クローゼット、ペットのトイレ、じゅうたんの他、煮物や鍋物などの調理臭も原因として上げられました。
(平成21年11月デオドール調べ)
種類別に見る気になる”におい”
体臭・口臭
人が暮らし集う場所では、体から発生する体臭や口臭がニオイの元となります。特に冬場は服を重ね着するため夏よりも通気性が悪くなり、衣服に残った汗に雑菌が繁殖して臭いが発生しやすくなります。従業員のロッカールームや、介護中のご老人がいる施設や個人宅からのご相談も多くなる季節です。
下水臭
下水臭は主に水回りから臭います。マンションや共同ビルでは、壁中の配管や建物の構造に問題があることも。また、しばらく自宅を留守にしていて排水のU字管が封水切れを起こし、下水の臭いが室内に充満していた、なんてこともあります。
調理臭
寒いとつい換気をせずに料理をしがちです。更に、冬料理の定番である鍋や煮込み料理の頻度が増えるのも、室内の臭いが増す一因となっているようです。おいしそうなにおいのはずなのに、意外な結果をもたらすんですね。
冬でも快適な換気方法
部屋を暖めるために窓を閉め切りたいところですが、臭い対策や感染症対策を考えると換気も必要です。そこで、できるだけ快適に換気できる方法をご紹介します。
24時間換気システムを正しく稼働する
2003年以降に建設された建物には24時間換気システムが設置されています。正しく稼働すれば1時間で部屋の空気の半分が入れ替わります。まずは稼働確認を、そして換気口が開いているかチェックしてみましょう。
部屋を暖めてから空気の流れを意識した窓開けを
先に暖房を稼働し壁や家具など部屋全体を暖めてから、暖房器具から離れた位置の窓を開けると室温の急激な低下を避けることが可能です。窓は対角線上に2ヶ所開けるなど、空気の流れを意識しましょう。
2段階換気の実施
人がいない部屋の窓を開けて外気を取り入れ、廊下を通じて居室に新鮮な空気を運ぶことも良策。ただし防犯対策も忘れずに!
換気も大切ですが、同じくらい大切なことは「湿度管理」です。
室温18℃以上、湿度40%以上を維持しつつ小まめに換気し、この冬を乗り切りましょう!
部屋の空気改善におすすめな消臭剤
森のカプセル クローバー
エアコンに取り付けるだけ。においがこもりがちな冬のお部屋をスッとした香りでリフレッシュできるフィトンチッド消臭剤です。
消臭剤は数種類の中からお好みのものを選べますが、冬におススメなのは何といってもユーカリ。ユーカリ精油には抗ウィルス効果や呼吸器を整える効果も期待でき、消臭だけでなく空気質の改善にも役立ちます。