暑い季節がやってきました。車でお出かけする際に、カーエアコンを使うこともあるのではないでしょうか。久しぶりにエアコンを稼働させたら嫌なニオイが車内にモワ～、なんて状況は避けたいところですよね。
カーエアコンの臭いの原因の多くは、エアコン内部の「エバポレーター」のカビと「フィルター」の汚れにあります。専門業者にメンテナンスをお願いすることがベストですが、個人で出来る消臭対策をご紹介します。
エバポレーターとは家庭用エアコンでいう熱交換器のことです。取り込んだ空気を冷やす部分ですが、外気との温度差で空気中の水分が結露して付着してしまいます。結露により長時間湿っているとカビが発生しやすく、においの原因になります。
カーエアコンの空気の流れ
そもそもカーエアコンの空気の流れはどうなっているのでしょうか？実は家庭のエアコンと同様で、空気が取入口から入って、エアコン内部で冷やされ吹出口から出てくる仕組みです。
空気の取入口は外気導入と内気循環で異なります。外気導入モードの際は多くの場合フロントワイパーの付け根の「カウルトップパネル」部分に、内気循環の場合は助手席の足元付近に空気の取入口があります。吹出口は車内前方にあります。（＊メーカーや車種によって異なります）
おすすめ3ステップ消臭対策！
①フィルター交換
多くの場合、助手席のグローブボックス内にフィルターが設置されているので、汚れが目立つ場合は新品と交換しましょう。2年も使用するとだいぶ汚れが溜まるようです。
②カウルトップパネルの清掃
カウルトップパネルの外気取入口付近には、枯葉やごみが溜まっていることも・・・汚れている場合はきれいに掃除してみましょう。もちろん車内の清掃も大切です。
③内気循環を利用して消臭対策
内気循環を利用してエアコンと車内を消臭するのも効果的です。
デオドール消臭WETスプレーを使った方法
- エアコンを暖房にして外気取入口を閉じ、約5分間作動させる。
- 作動させながらダッシュボード下にある空気取入口より本製品を3分間スプレーする。
- エアコンを止めて、車内とエアコン吹出口などに約1分間スプレーする。
- 再度、約5分間の暖房乾燥を行う。
車内の消臭は足元から
車用の消臭剤と言えば、エアコン吹出口に取り付けるタイプが多いと思いますが、内気循環の空気取入口付近に消臭剤を置くとエアコン内部も消臭できて、より効果的です！
つまり、助手席の足元に置けば、エアコン空気の消臭＋足のニオイの消臭と一石二鳥。設置場所を工夫してみるのもよいですね。
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