少し前まで街中を歩くとジャスミンの良い香りが漂いましたが、ここ最近はクチナシの香りがふわ~っと漂ってきます。
クチナシの花言葉は「喜びを運ぶ、幸福」
雨が続いてちょっと沈みがちな季節に、あの甘い香りは心地よい気分転換になりますね。
実用的でもあるクチナシ
クチナシの花はキレイな白色ですが、乾燥させた果実は古くから黄色の着色に用いられたようです。大分県の郷土料理の「黄飯」もクチナシで色づけされているそうです。
また果実は「山梔子」とも呼ばれ漢方としても使用されています。嗅いでよし、使ってよし、花言葉通り幸せを運ぶ植物ですね。
花の香り成分
そんなクチナシのあの独特の甘い香りには、「ラクトン」や「インドール」などの成分が入っています。甘い香りが「ラクトン」、ジャスミンにも似ている花の香りが「インドール」。
ラクトンには色々な種類があり、花の香りがするものもあれば桃のような香りのするもの、ウイスキーの香りがするものまであります。
そしてインドールはふんわり嗅ぐとお花の良い香りですが、高濃度で嗅ぐとなんといわゆる「大」の香りになります。
良い香りと悪臭は実は紙一重なのかもしれませんね。。。
(大嶋)