こんにちは、馬場です。
先日、留学生を招いたインターンシップを行いました。デオドールとしても初の試みですが、少し前までは自分もインターン生だったのが、インターンを受け入れる側になるなんて! 初めての経験でとても緊張しました。
今回のインターン生は韓国出身の方です。母国語の他、英語と日本語も話せるトリリンガルです。私は韓国ドラマがとても好きで、韓国ドラマを通してもっと韓国について知りたいと思っていたので、すごく楽しみでもありました。
期間中、日本語トレーニングの一環として、インターン生とのインタビューをお手伝いしました。韓国の食べ物やコスメ、日本との文化の違いなどいろいろお話しでき、とても面白かったです。その中でも、特に驚いたことを今日は紹介したいと思います。
韓国では特定の日に決まった物を食べる風習が多い
韓国の食卓の基本は、ご飯とキムチとスープ(おでんスープや牛や大根など)で、おかずは大皿に盛ったものをみんなで取り分けずに食べるそうです。(のり、魚、炒め物など)
また、韓国には特定の日に決まった物を食べる風習が多くあるそうです。例えば
- お葬式の日にはユッケジャン
- 雨の日にはチヂミとマッコリ(雨の音がチヂミを焼く音に似ているからだそう)
- お正月にはトック(日本でいうお雑煮)
- 暑い日にはサムゲタン
- 昼間が一番短い日にはパッチュ(日本でいうおしるこ)
そして、試験の日にわかめスープは食べない方がいいそうです。なぜなら、わかめがふにゃふにゃしているので、そのまま試験に落ちると言われているから。
日本には暑い日だからこれを食べるとか、雨の日だからこれを食べるといった風習がないので、このお話を聞いたときは面白いなと驚きました。
誕生日にわかめスープを食べるのはなぜ?
次に、なぜ韓国の方々は誕生日にわかめスープを食べるのかということ。わかめスープのシーンは韓国ドラマでよくありますよね。
実は、「生んでくれてありがとうとお母さんに感謝をするため」だそうです。わかめスープは、鉄分やカルシウム、ヨウ素など産婦の体に良いものが豊富なため、赤ちゃんを産んだ後にお母さんが飲むそうです。ですので、誕生日の日には母親が飲んでいたわかめスープを飲み、お母さんに感謝をするのだとか。
日本は誕生日にケーキを食べて祝ってもらうだけで、生んでくれてありがとうと母親に伝える人は少ないのではないでしょうか。この機会に誕生日にわかめスープを飲んで、感謝を伝えてみようかなと思いました。
生ごみは自宅のコンポスト
韓国のマンションにはゴミステーションがありますが、基本的にゴミは道端に置くそうです。ゴミ収集車が自宅まで来るので、ゴミを出す日は曜日関係なく出しているそうです。そして、韓国料理は生ごみがたくさん出るため、生ごみは分別して自分の家のコンポストに捨てているそうです。
日本ではコンポストを置いている家庭は、まだあまり多くはないのではないでしょうか。韓国では、生ごみは分別してコンポストに捨てていると聞きエコだなと感じました。ゴミの嫌な臭いは、ほとんど生ごみから発生しますので、もしかしたら韓国の方が収集する時のにおいは少ないかもしれませんね。
韓国の香り事情
韓国の方も香りは好きで、ほとんどの家にアロマディフューザーが置いてあるそうです。ちなみにデオドールにきてくれたインターン生は、家の中にスティックタイプのアロマディフューザーやアロマキャンドルを置いているとか。更に、道ですれ違う人に声をかけて香水の種類を聞くこともあるそうです。勉強熱心ですね。
まとめ
最初はとても緊張しましたが、インターン生と話していくうちにとても会話が弾むようになり楽しかったです。日本特有の丁寧語や謙譲語はただでさえ新卒でも難しいのに、それを留学生が学んでいることがとても素晴らしいと思ったので、私も色々と頑張ろうと思いました。
また、韓国の風習や文化はもちろん、韓国の言語や発音についても教えてもらい、私自身も新たな発見をすることができました。伝えるって素晴らしいと感じた1週間でした。
次回、また新しいインターン生が来る予定なので、とても楽しみです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
(馬場)